自粛よりも活発な経済活動を。
いま弘前です。
もうすぐ4月だというのに、雪が舞っています。
でも僕は良いことだと感じています。
幸い弘前には、避難所に入っている方はいません。
弘前は、毎年ゴールデンウィークには、日本最大の桜祭りです。
弘前城は、桜の本数が日本一で、ゴールデンウィ―クが開花のピークと言われています。
しかし実は最近、温暖化でゴールデンウィーク前に花が散ってしまうことも珍しくありません。
寒い春は、経済効果の大きいい弘前城桜祭りには、好都合です。
昨年12月に青森新幹線が開通しました。
その後、弘前のホテルも活況だったそうです。
この震災後は、交通がストップですから、閑古鳥だそうです。
今朝の新聞報道によると、4月中には東北新幹線を復旧させる見通しであるということでした。
被災者を慮って、皆さんが自粛することは、心の部分ではとても美しいことです。
しかし、それは経済的にはマイナスです。
こんな時だからこそ、活発な経済活動を展開し、世の中にお金が循環することが早い復興に貢献します。
どうぞ、多くの皆さんには、弘前だけではなく、東北の桜を見に来てください。
関東よりも一足遅い桜を。
そして余裕のある方は、お金をいっぱい使ってください。
企業の皆さんも、前向きな投資をどんどん進めてください。
混沌とした状態に、次の世代への投資をすることは、企業成長の大原則です。
ここで委縮していては、企業の活力面でも、社会貢献面でも、マイナスです。
震災で忘れがちになっているかもしれませんが、日本経済にはTPPという大きなテーマが目前です。
攻撃は最大の防御です。
震災を言い訳にせず、むしろバネにして、いまは積極的展開を進めなくてはいけません。