世界の動向も、注視していかなくてはいけません。
東北大震災のことに意識が集中していますが、世界でも様々な深刻な事態が発生していることも、忘れてはいけません。
今日の日経新聞さんでは、世界の食糧事情に関する特集記事がありました。
エジプトは世界最大級の小麦粉輸入国ですが、昨年から今年にかけて、パンの小売値が2倍に跳ね上がる事態が生じているそうです。
世界的食料需給の逼迫、天候異常、投機マネーの暴力、エジプトの政変、理由は様々ありますが、いずれにしても非常に深刻な事態であり、また一過性の問題ではなく先々も心配であると認めざるを得ません。
そしてこれは、日本にとっても対岸の火事ではない、ということを認識しなくてはいけません。
日本も小麦粉輸入国のトップ5入りをしています。
勿論小麦粉だけではなく、トモロコシやその他、輸入依存度の高い品目がたくさんあります。
モノ自体が本当に無くなっているわけではないのですが、所得の少ない人たちが買えなくなってくる「新しい飢餓」といわれる現象も、深刻化しているそうです。
我々日本も、危機が現実のものになってからでは、手遅れです。
いままだ、若干の精神的かつ経済的余裕のあるうちに、次の戦略戦術が必要です。
この2011年農業改革元年こそ、未来への重要なステップにしなくてはいけません。
当社は微力ながら、国内農業再編成と世界へのチャレンジを、目指してまいります。
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