海外からの提携要請をたくさん頂戴しています。
来日中の中国温家宝首相から、震災復興のための支援声明がでました。
主なものは「中国は、東北の商品を積極的に購入する」、「中国企業が東北に融資などの資金支援も行う」ということでした。
ボーダレス時代の今、このように国境を越えての連係プレーは、非常に重要なことです。
中国に限らず、東北復興に諸外国が協力してくれることは、とても有難いことです。
但し、だからと言って、無防備に進めることはとても危険です。
文化や思想の異なる方々とお付き合いをする時には、相手方のことを良く知ることが重要です。
条件や戦略を事前に明確にすることが不可欠です。
今回を契機に、中国依存度が更に高くなった場合、日本に対する影響力は益々拡大し、日本経済は常に中国の動向に右往左往することになるでしょう。
かつて「アメリカがくしゃみをすれば、日本が風邪をひく」と、言われたように。
とりわけ昨今の経済の中では、資本の論理という考え方が、大きなキーになるでしょう。
弊社にも、震災以降、多くの中国企業から業務提携のお話が舞い込んでいます。
中国だけではなく、他の国々からもです。
そんなことで、6月にまた中国へ行ってきます。
閉塞感漂い、また意思決定の極端に遅い日本の改革のために、海外に力をお借りするということに、僕は何のためらいもありません。
しかしそのためには、相応の覚悟と戦略が必要です。
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