昨日のTVに、K‐POP(韓国ポップス)の世界戦略仕掛け人が出ていました。
彼は、、K‐POPが世界的に伸びた理由は、韓国内音楽市場がそもそも小さかったので、最初から海外進出を前提に戦略を立てからだと説明していました。
国内で売れたから結果として海外に進出するという、日本型ではないそうです。
日本は、国内音楽市場規模がそれなりに大きいので、どうしても国内市場を中心に考えてしまい、結果として海外展開が遅れているという説明でした。
同様の話を、昨年、スペインにて農業法人社長からも聞きました。
スペインの農業が発展した理由は、国内市場が小さいので、最初から競争が厳しく一方で市場の大きい海外進出を前提に進めてきたから、スペイン農業は強くなったと。
K‐POP仕掛け人は、今後は、K‐POPという概念がなくなり、アジアが一つの市場になるとも言っていました。
僭越ながら、僕は農作物市場もアジア経済圏として統合されることが重要だと言ってきました。
もはや、日本産や中国産などという峻別ではなくっていくべきです。
それは地域による得意不得意や、天災による補完関係など、一国だけでは安定した食料供給に危惧があるからです。
また人口がこれからも拡大し、また治安も安定したアジアは、これからも経済成長を続けていくわけですから、食料ニーズは和巣ます拡大していきます。
一国単位で完結していくことなど、事実上不可能です。
を弊社では「ポートフォリオ戦略」をベースに、そのような展開を図っています。
TPPが盛んに議論されていますが、本来は「アメリカ主導ではないアジア経済圏」を確立すべきであると僕は考えています。
残念ながら日本の政治家があまりにもだらしくなくて、もはや手遅れでしょうが。
世界中で、類稀なアジア経済圏を抑えにきているのは、賢いアメリカです。
それがTPPの流れです。
そしてまた賢い中国は、アメリカに取り込まれないようにと、TPPには参加しない方向です。
我々中小企業は、世界中どこへ行っても何をやっても、ひたすら生き残るために頑張るだけです。
しかし、日本という国のあり方には、全く納得できません。
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