メルマガVol.2134、令和5年12月30日(土)、「年末ご挨拶」
今年も1年間大変お世話になりました。
心より御礼申し上げます。
毎年この時期になると、今年ももう終わりかと、反省ばかりが湧き上がってきます。
力不足で、自身の考えている到達点に、まだまだ程遠い状況です。
来年は、お世話になった皆様方に、真に喜んでいただけるよう、肝に銘じております。
今年は、約3年間のコロナ禍における窮屈な状況からようやく脱し、移動制限等が解除されました。
僕自身、やっと各地での活動が可能になり、必死で事業を再開しまた種まきを進めました。
2024年は、収穫の年にするのみです。
昨日12月29日まで、今年最後の出張で、五日間モンゴルにおりました。
10数年ぶりに訪問したモンゴルは、目を見張るような発展を遂げていました。
中心地だけで見れば、先進諸国とそん色がなくなってきています。
但し、そのような経済発展の一方で、農業が衰退し、食料安全保障の危機がささやかれています。
農業の衰退とともに、多くの食品を隣国中国・ロシアに極端に依存していることが、大きな問題になっています。
日本で戦後数十年の間に起きた現象が、モンゴルではこの10年で生じたようです。
そこで、大統領令による5か年計画において、農業を徹底強化し、食料安全保障を確保することが国策となっています。
また農業強化に伴って、脱炭素化も進める方針です。
そのような流れで、モンゴルから協力要請があり、今回の訪問になりました。
人口350万人と小さな国家ですから、明確なリーダーシップによって、充分にやり遂げられるテーマと信じ、微力ながら精一杯の汗をかくことをお約束してきました。
日本の今後の取り組みにも、有効なモデル事業になると考えています。
このような機会を得たことを、大変ありがたく思います。
2024年は、もちろんモンゴルだけのことではなく、これまでの日本の活動を中心に、自身の集大成をしなければいけないと考えています。
国内農業は、風前の灯火と言っても過言ではありません。
脱炭素化への取り組みも、緒に就いたばかりで、これを徹底しなければ、火は消えてしまうでしょう。
これまで学んだことを、これまで種を撒いたことを、しっかりまとめ上げ収穫する年といたします。
そして、これまでお世話になった皆様方に、喜んでいただけるようにしなければなりません。
何卒来年もご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎えください。
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